23 10月
宮崎県立美術館「第3期コレクション展 小企画 戦後80年 画家として」
今年は第二次世界大戦の終結から80年という節目の年です。戦禍を生き延びた人々が戦争の記憶を語り継ぎながら、悲惨な戦争を二度と起こすまいと歩んできた80年です。しかし、戦争を知る世代が減少していることから、年々記憶の風化が問題となってきています。さらに、現在も世界では戦争や紛争が現実に起こっており、当たり前の日常が突然奪われ、人間の尊厳が踏みにじられ、悲しみや苦しみに耐える人や命を奪われる人が絶えません。
本展では、戦争を経験した世代の画家たちの作品を紹介します。戦地で失った仲間を描いた坂本正直、宮崎の町が焼失した様子を描いた岡峯龍也、戦争当時に描かれた戦争画を回収した山田新一らの作品や言葉を通して、それぞれの戦争と平和への思い、その後の画家としての歩みをご覧ください。そして今一度「戦争とは何か」「平和とは何か」について画家とともに考えてみてください。
坂本正直の作品「戦死輜重一等兵」も展示されます。
会期:令和7年10月11日(土曜日)〜12月21日(日曜日)
休館日:毎週月曜日(10月13日、11月3日、11月24日を除く)、及び10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)
開館時間:午前10時〜午後6時(展示室への入室は午後5時30分まで)
会場:宮崎県立美術館 2階コレクション展示室(展示室4) ※観覧無料
皆様のお越しをお待ちいたしております。
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